ATOK Passportに「ATOK 2016 for Windows」のアップデートが降ってきたので、さっそく使ってみました。

2月5日発売予定のATOK 2016 for Windowsですが、2月3日の時点でJUSTオンラインアップデートに更新通知が。はやくもATOK Passport会員はアップデートが可能になっています。

JUSTオンラインアップデート
JUSTオンラインアップデート

ATOK Passport会員の人は、「JUSTオンラインアップデート」を起動して「ATOK定額制クライアントバージョンアップ」にチェックを入れ「ダウンロードして実行」をクリックすると、アップデートできます。アップデート後には再起動が必要。

ATOK 2016 for Windowsには電子辞書をいつでも呼び出せる「ATOKイミクル」や、みているページによって変換候補を変える「ATOKインサイト」などの新機能が搭載されています。詳しくは以下の記事をご覧ください!

以下は軽く使ってみた感想です。

ATOKイミクルはプレミアム会員だと映えるっぽい

新機能であるATOKイミクルを常駐しておくと、テキストを選択して[Ctrl]キーを2回押すことで電子辞書を表示することができます。ATOK Passport [プレミアム]だとクラウド上の「大辞林」や「ウィズダム和英・英和辞典」などが利用できる「ATOKクラウド辞典サービス」を使えるので、辞書ソフトを持っていない人はプレミアム会員にアップグレードすれば幸せになれるかも。

クラウド辞典なので表示に若干のラグがありますが、全く問題ないレベルです。

設定画面では、辞書の起動キーを[Alt]キーや[Shift]キーに変更することができるほか、ATOKイミクルを起動させたくないアプリケーションを登録することが可能です。キーを連打するゲームなどは登録しておくといいと思います。

ATOKインサイトはページ中にあるワードをサクサク入力できて便利

ATOK 2016の製品情報をみてもどんな使い心地なのかいまいち分からなかった「ATOKインサイト」なる機能。実際に使ってみると、こりゃTwitterなどを利用する時かなり便利だなあと感じました。

どういう感じかというと、たとえば以下の画像のような状況。

ページ中にある単語を途中まで入力すると、予測候補に表示されて素早く入力することができます。上の画像ではTwitterのトレンドにあるワードを途中まで入力しようとすると、候補にATOKインサイトのもの(照準みたいなマークがついてるやつ)が表示されました。

タイムライン中にあるワードもそれなりの精度で補完されるので、ややこしい固有名詞などもスイスイ入力できるようになりました。ただあまりにマイナーすぎる単語(ほりべあぶろぐとか)は無理みたいです(ひらがなは固有名詞と判別されない感がある。わからないけど)。ちなみに読み込みに時間がかかるのか、ページ表示後5秒ぐらい? はインサイトの候補が表示されませんでした。

また注意点として、ブラウザ以外のアプリの多くでは利用できないほか、これらのアプリで文字を入力する際に起動しているブラウザのインサイト候補が表示されることがあるようです。公式サイトを見ても、対応アプリはブラウザとWord、一太郎など一部のものに限られる旨が書いてありました。

その他新機能・まとめ

入力文字数や入力ミスなどから「疲労感」を割り出して休憩を促す「リフレッシュナビ」機能。このブログ記事を書いてたら見事に休憩しろと言われました。僕みたいな入力ミスしまくり人間は大して疲れても無いのに「こいつめっちゃ入力ミスしてる。疲れてるんかな?」と思われてしまっている疑惑。

ということで、いろいろな機能が追加されているATOK 2016 for Windows。辞書表示は特に便利なので、Passportにはついてこないパッケージ販売限定の辞書が欲しくなりますね。

ATOK Passport会員は無料でアップデートできます。Mac版のリリースも待ち遠しいですね~。