レビューってほど大それたものでも無いですが、Windows 10のストアから映画やドラマを購入できる動画配信サービス「Microsoft 映画&テレビ」を使ってみたので紹介と感想を書きます。

Microsoft 映画&テレビとは

Microsoft 映画&テレビ
Microsoft 映画&テレビ

Microsoft 映画&テレビは、WindowsやXbox One / 360で利用できるMSの動画配信サービス(VOD)です。ちょっと前までXbox Videoという名前でした。HuluやNetflixのような定額サービスではなく動画をレンタルもしくは購入(買い切り)するタイプのサービスで、iTunesやGoogle Playの動画配信と同じような感じです。

Windows 10では、ストアアプリの「映画とテレビ」タブからラインナップを見てレンタル/購入することが出来ます。

 

価格は他サービスと同じぐらい

ストアアプリの販売画面
ストアアプリの販売画面

各動画のレンタル・購入価格は、映画のレンタルがだいたいHD画質で514円、SD画質で411円となっているようです。購入は作品によってかなり異なりますが、新作だとHDで2,571円、SDで2,057円となっています。最新作ではレンタルは行われていないことが多いようです。

テレビ番組は(僕の見た限りでは)レンタルは行っておらず買い切りのみですが、だいたいHDが1話494円、SDが432円あたりが主流みたいです。

これらの価格はiTunesやGoogle Playとだいたい同じで、数十円程度の違いしかなさそうです。

 

ラインナップはそれなり。邦画は弱そう

ラインナップはそれなりに豊富
ラインナップはそれなりに豊富

僕がこのサービスを使うきっかけになったのって、Netflixでシーズン1を見た「THE 100」の続きが気になって気になってしょうがないからなので(おもしろいよ、マジで!)正直ラインナップは重視していない、というか定額サービスでは無いので目当てのものが無ければ他のサービスをあたればいいだけなんですが、まあ洋画、海外ドラマ中心にそれなりにそろえられているようです。特に映画が強そう。

Huluなどの定額サービスと比べた場合、THE 100をはじめ、Zネーションやアウトランダーなどの新作ドラマは定額サービスより早めに配信されているようで、一方の映画はラインナップ数で勝っているかなという感じです。古い映画や「サウスパーク」なども配信されていました。正直値段を考えたら定額サービスで見られるものはそっちで見たいので、あちらでまだ配信されていないような新作やマイナー映画を視聴するという目的で使うことが多そうですが、それはある程度達成されるかなという感じです。事実、僕はNetflixでのシーズン2の配信開始が待てずにこのサービスにたどり着きましたからね。

ただ、邦画やアニメのラインナップは少なく、またブレイキング・バッドやウォーキングデッド、LOSTなど有名ドラマにも配信されていないものがありました。あと気になったのは、Google Playあたりと比べると吹き替えの配信が少ないです。

 

対応デバイスは基本的にWindowsとXboxのみ

Microsoft 映画&テレビはWindows 8以降とXbox 360、Xbox One、あとWindows Mobileに公式アプリがあるので、これらでの視聴は容易です。あとWebから見ることも出来るようで、これでMacとWindows 7も使えます。ただiOSとAndroidはアプリも無ければSilverlightも使えないので使えません。対応デバイスの多さではAmazonやGoogle Playに負けていますね。

Xboxを持っていればテレビでもすぐ見られますが、いかんせん持ってる人少ないですもんねぇ。XboxとApple TV、Chromecastってどれが一番売れてるんでしょうね。

 

使ってみた感想!

アプリ軽いし、Windows 10で使うならいい感じ

映画&テレビアプリ
映画&テレビアプリ

以下Windows 10でドラマ買って見てみた感想ですが、追加でアプリを入れたりせずにストアアプリでコンテンツ買って、「映画&テレビ」アプリですぐ視聴できるのがいいですね。Windows 10との相性は割といいです。ただ動作こそ軽いものの、たまにアプリが落ちるのが玉に瑕ですね。これはユニバーサルアプリ全体の問題だと思いますが。

コンテンツの購入はストアアプリから、MSアカウントに登録してあるクレジットカードで買えます。購入ボタン押してPIN入力して確定するだけの簡単な作業でした。

「映画&テレビ」アプリでは動画の視聴のほか、ダウンロードしてオフラインで再生可能にしておくこともできます。僕の場合は最初にそのまま視聴しようとしましたが回線が安定していないのかSD画質で再生されてしまったので、ダウンロードしてから視聴しました。ファイルサイズは40分強のドラマでだいたい1.65GBでした。また詳しく調べていませんが、ダウンロードしたファイルを他のアプリで再生することはできないようです。

 

まとめ

これまで動画配信サービスはiTunesかHuluなどの定額サービスしか眼中に無かったんですが、Windows 10ユーザーならMicrosoft 映画&テレビもいいなと感じました。何よりプリインストールアプリからスムーズに購入・視聴できるのがメリットです。ラインナップはそれなりに良いとはいえ、似たようなサービスがアホほどあってどこも似たり寄ったりなとこがありますからね。

ただ対応デバイスが微妙なので、どこでも見られる利便性をフルに活かそうと思ったらXboxやSurfaceなどのWindowsタブレット、またWindows 10 Mobile搭載スマートフォンが必要になってきます。こうやって見るとMSってPC以外はシェアめちゃくちゃ低いですよね。

あとはGoogle Playみたいに他サービスのコンテンツ(バンダイチャンネルとか)も配信してくれたらもっといいんですけどね。せっかくのプリインストールアプリなのでもっと活かして欲しいです。

ということで、以外と盲点だったMSの動画配信サービスの感想でした。