
AWA vs Apple Music、どっちを選ぶ? 最終比較レビュー
Apple Music 対 AWA。試用期間もどんどん終わっていくということで、この2つの利点・欠点を徹底的に(?)比較したい思います。
もくじ
無料トライアルが終わるよ
最近「レビュー」の意味を履き違えている気がしますが、そんなことは置いておいて。AWAはすでにサービス開始から3ヶ月以上が経過し、無料トライアル期間が終了した人も多いのでは無いでしょうか。一方のApple Musicも9月末には3ヶ月のトライアル期間が終了する人がでてきます。
似たようなサービスですから、音楽大好き! という方でなければ契約するのは(多くて)どちらか1つに絞りたいですよね。そこで今回は、AWAとApple Musicの違う点、一方が優れている点を探し出して比較しますから、どちらを契約するか決めあぐねている皆さんにはぜひ最終決定をしていただきたいと思います。
とりあえず、このブログの両者のレビュー記事を載せておきます。是非ご覧ください。
定額音楽配信サービス「AWA」提供開始! その実力は・・・?
AWA vs Apple Music
「邦楽」は、AWAのほうが優れている!
定額音楽配信サービスは音楽を聴くためのサービスですから、やっぱり一番大事なのは「聴きたい曲が配信されているか」ですよね。個々のアーティストに関しては検索して比較していただきたいと思いますが、全体的な傾向としては、J-POP・アニソン含め邦楽はApple MusicよりAWAのほうがラインナップが豊富です。
見かけに騙されてはいけないのは、「Apple Music ≠ iTunes Store」という点。iTunes Storeはそれはもう素晴らしく豊富な曲数をそろえていますが、そのすべてがApple Musicでも配信されているわけではありません。というか、邦楽に関してはごく一部の曲しかApple Musicで配信されていません。
また最近ではApple Musicでアーティストを検索した際に1曲も配信されていない場合、勝手にiTunes Storeのページにリダイレクトされるようになっており注意が必要です。
一方のAWAは、邦楽をよく聴く人が満足するレベルには到底達していない(スピッツやコブクロなどもスカスカ)のは確かですが、Apple Musicよりはずっとマシです。邦楽好きならAWAを選んだほうが良さそうです。アニソンとか特に顕著ですよ。
「洋楽好き」ならApple Musicのほうが楽しめる!
洋楽のラインナップに関してはApple MusicもAWAも豊富ではありますが、Apple Musicのほうがより優れている印象があります。
また、Apple Musicには洋楽をより「楽しめる」コンテンツがあります。Beats 1 ラジオです。アメリカ・イギリスからリアルタイムでオンエアされるインターネットラジオ「Beats 1」は、世界的な有名DJを携えて昼夜放送されています。洋楽の最先端を聴けるのは、Apple Musicだけです。
そのほか、海外の有名音楽誌がセッティングしたプレイリストが多数配信されているのも魅力です。
洋楽好きならApple Musicを選ぶ価値ありです。英語ができるならなお楽しめます。
「聴きたい曲は?」すぐ答えられないなら、AWAのほうが困らない!
音楽は流しておきたいけれど、具体的なアーティスト名やジャンルは出てこない。とりあえず楽しげな曲! みたいな感じで「雰囲気で音楽を聴く」なら、AWAのシステムが役に立ちます。
Apple Musicはユーザーの再生傾向によるリコメンド機能「For You」やBeats 1、クリエイターのプレイリストなど、楽曲を再生する方法が多岐にわたる(もちろん検索も)のに対し、AWAは一にも二にも「プレイリストを聴く」スタイルです。
AWAはランキングも人気曲もジャンルも、基本はユーザーが作ったプレイリストを再生します。プレイリストは人気ランキングやジャンルの他、「楽しい」「悲しい」「朝」「恋」「勉強」などムード毎に並べ替えられるのも便利です。ジャンルやムードを選んで一度再生ボタンを押してしまえば、あとはそのプレイリストを、終われば次のプレイリストを再生し続けます。聴きたい曲が思い浮かばなくても、雰囲気で楽しめるのが魅力です。
一方のApple MusicにもFor Youなどでプレイリストが継続的に配信されますが、再生の連続性(ずっと聴き続けられる)や迷ったときの選択肢(ムードによる並べ替えなど)はAWAのほうが優れていると感じました。
iTunesで音楽管理してるなら、Apple Musicのほうがシンプルに!
iCloud ミュージックライブラリの仕様には皆さん慣れましたか? 僕はiTunes使ってないので別に良いんですが、iTunesでCDやらiTunes Storeの楽曲を管理しているなら、そのまま1つのアプリで管理し続けられるApple Musicを選ぶのもアリです。特にApple製品でデジタル回りをそろえている人は。
iCloud ミュージックライブラリを使うことで、Apple Music楽曲を含めてPC、iPhoneの楽曲を一元管理できるので、あなたの音楽生活はiTunesさえあれば良いことになります。「さて音楽聴くか、あれミュージックアプリとAWAどっちを起動しようかな・・・」なんて事になりませんし、AWAアプリ分のストレージ容量を節約できます。一方のミュージックアプリはiOSからは消せませんしね。
なんか言いたいことがよく分からなくなってしまいましたが、iTunes、iPhone含めApple製品のヘビーユーザーなら、Apple Musicを使い続けた方が連携が優れているので便利だよと言うことです。
AWAには歌詞がついてるぞ!
カラオケが好きで、家でもスマホとイヤホンで熱唱してるなんて方にはAWAをオススメします。AWAは歌詞を表示できるからです。一部収録されていない曲もありますが、基本的には楽曲再生画面でアルバムアート部分をタップすることで、歌詞を表示できます。
さらに優れているのは、表示時に歌われている部分がハイライトされるところ(これも一部非対応)。これはもうしょぼいカラオケです。聴きながら歌うなら、AWAを選ぶと良さそうです。
一方のApple Musicには歌詞が収録されていませんが、マイミュージックに追加した後に手動で(どこかからコピペして)追加することはできます。それでもハイライトはされませんが。
PCで聴きたいならApple Musicを選ぶほかない!
AWAの最大の弱点は、現時点(2015年9月2日時点)でPC版アプリが存在しないことです。Apple MusicはiTunesで再生できますからね。
よって、PCで定額音楽配信を楽しみたいなら、今のところApple Musicしか選択肢がありません。AWAの不戦敗です。
ただし、AWAも9月以降にPC、タブレット等に対応予定となっているので、期待したいところですね。
まとめ・個人的な感想
AWAとApple Music、どちらも素晴らしいサービスですが、どちらか1つ選べと言われたら僕は今のところAWAかなと考えています。決め手はやっぱり邦楽のラインナップです。また、書いてなかったですが再生音質、ダウンロード音質を選択できる点もAWAのほうが便利だなと感じました。
僕はあまり音楽は詳しくないので、「とりあえず適当に」再生しておける機能がAWAに備わっているのも大きいです。あと、Beats 1で流れる音楽が最先端過ぎて僕にはイマイチ合わないみたいなんですよね〜。EDMとかもあんまり好きじゃないし。iTunesも使ってないですしね。
皆さんはどちらの定額音楽配信サービスを選びますか? それともLINE MUSICですか? KKBOXですか? 競合サービスはいろいろあるので、ぜひ自分に一番合うものを見つけ出してみてください!
記事ここまで!