SEO対策のために最も重要なのは、良質なコンテンツ! これは言わずもがなですが、検索エンジンにサイトや記事の情報を正しく伝えるためにはmetaタグの挿入やサイトマップの作成など、GoogleがSearch Consoleのヘルプで提案している程度の施策はしておいた方が良いかもしれません。

というわけで、僕がこのブログや、他のWebサイト立ち上げの際に導入しているSEO対策のためのWordPressプラグインとその概要などをサクッと紹介します。

1. All in One SEO Pack

All in One SEO PackAll in One SEO Pack」は、WordPressを使ったことがある人なら一度は聞いたことがあるだろうレベルの有名プラグインです。各ページへのmetaタグや正規URLタグの挿入、Google Search Consoleなどのウェブマスターツールの認証タグの挿入、各種ページのnoindex設定などを手軽に行うことが可能です。

また、XMLサイトマップの作成や、これはSEOには直接関係ありませんが、OGPタグの挿入などもできるようになっています。

僕がこのプラグインで使っている機能は、

  • metaタグと正規URLタグの挿入
  • OGPタグの挿入
  • 検索ページ・404ページ・タグページのnoindexタグ挿入

的なところです。これらタグの挿入は、公式テーマディレクトリ以外で配布されている、SEO対策をうたうWordPressテーマ(いわゆる野良テーマ)なら機能として搭載されているかもしれません。その場合は別にプラグインを導入する必要はないと思います。

公式テーマディレクトリで配布されているテーマを使っている場合は、おそらくmetaタグ等は挿入されないので、このプラグインでそれらを補うと便利です。ちなみにこのブログの場合はオリジナルのテーマで運用しているため、これら機能の実装を省く時短(めんどいので😎)のためにAll in One SEO Packを使っています。

投稿ごとにタイトルやmetaディスクリプションの編集や文字数確認ができるのが便利です。

metaディスクリプションの内容を投稿ごとに編集できる
metaディスクリプションの内容を投稿ごとに編集できる

逆に使っていない機能としては、Schema.orgのマークアップ機能があります。このブログはJSON-LDで構造化データを挿入しているため、設定のチェックを外してitempropなどの属性が出力されないようにしています。

非常に多機能なプラグインなので、その機能が本当に必要なものなのか、自分が使っているテーマが出力するコードと重複している機能が無いかを設定画面でよく確認すると良いと思います。

https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/

2. Google XML Sitemaps

Google XML SitemapsGoogle XML Sitemaps」は、Search Consoleなどに送信するためのXMLサイトマップを自動生成してくれるプラグインです。

All in One SEO PackにもXMLサイトマップを作成する機能があるので、そちらを利用するなら導入する必要は無いでしょう。All in One SEOの主要機能が必要なくて、XMLサイトマップ生成だけ欲しいという場合にはこちらを使うと良いと思います。このブログでは昔から使っているからという惰性的な理由で導入しています。

XMLサイトマップは、Webサイトにあるページやその更新日などを一元的に記したファイルです。Google Search Consoleのヘルプによると、新規サイトで外部サイトからのリンクが少ない場合や、サイトの規模が非常に大きい場合などにおいて、サイトマップがサイトのクロールを改善する手段として使えるとのことです。

Google Search Console ヘルプ – サイトマップについて

僕の場合は、設定でアーカイブページ・投稿者ページ・タグページをサイトマップに含めないようにしています。インデックスされる必要が無いと考えていて、All in One SEOでnoindexも付与しているからですね。

サイトマップを作成したら、Search Consoleに追加することを忘れずに。

https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/

3. PubSubHubbub

PubSubHubbubPubSubHubbub」は、ブログの更新をリアルタイムで通知して、素早くGoogleにインデックスさせるためのプラグインです。

更新をリアルタイムで通知することにより、自分のページを後から投稿された他のWebサイトの「内容が酷似した」記事、いわゆるパクリサイト的なものより早くインデックスさせることができるようになります(確実にインデックスされるとは限りません)。酷似サイトのほうが正当だと判断されるような事態を防ごうということですね。

特に設定の必要も無いので、スパム対策に導入しておくと良いと思います。

https://ja.wordpress.org/plugins/pubsubhubbub/

というわけで、僕がSEO対策のために導入しているプラグインを3つ紹介しました。最低限metaディスクリプションの出力とURLの正規化、サイトマップの作成・Search Consoleへの送信を行っておけば、あとは良質なコンテンツを提供することに集中すればSEO対策としては十分だと思います。

Webに魔法はないんだよ!