Linuxの音楽プレイヤーといえばBansheeやAmarokあたりがよく使われているようです? 今回はGNOME用として開発されている新勢力のプレイヤーアプリ「Lollypop」を紹介します。

Lollypop

lollypop

https://github.com/gnumdk/lollypop

Lollypopは、Pythonで書かれたLinuxの音楽プレイヤーアプリケーションです。GNOME Shellのルックアンドフィールと合致するシンプルなデザインが特徴です。一つもしくは複数のディレクトリをスキャンして管理する、いわゆるライブラリ型のプレイヤーとなっています。ライブラリはカバーアートからアルバムやアーティストを選択する、iTunesやJRiverと同じ形式をとっています。

外見はGNOME純正の「ミュージック」アプリに似ていますが、より高機能でカスタマイズ性があります。現代的な音楽プレイヤーに搭載されている機能を数多く含んでおり、プレイリスト作成・管理や「次に再生する」機能、高速な楽曲検索、カバーアート検索機能などが実装されています。

再生中の楽曲をクリックすると、同一アーティストのアルバム一覧を表示できる。
再生中の楽曲をクリックすると、同一アーティストのアルバム一覧を表示できる。

便利な機能として、トップバーの再生中の楽曲をクリックすることで、同一アーティストのアルバムを表示する機能があります。ほかにも、iTunesなどにある「よく再生するアルバム」を表示する機能や、選択したプレイリストやジャンルのみでのシャッフル再生を直ちに開始するパーティモードなどが搭載されています。WebラジオやLast.fmの登録も可能となっています。

GNOME Shell Extensionの「Media player indicator」もこのアプリに対応しており、導入することでGNOME Shellとの親和性を高めることが可能です。

GNOME Shell Extension「Media player indicator」の利用
GNOME Shell Extension「Media player indicator」の利用

欠点としては、やや動作が重い点が挙げられると思います。Pythonだからかな? ただ、開発初期に比べるとかなり軽快になってきているので、今後もどんどん期待できるアプリです。

 

インストール方法

各ディストリビューション別のダウンロードページリンクがあります: http://gnumdk.github.io/lollypop/download.html

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openSUSEの場合

https://software.opensuse.org/download.html?project=home%3Agnumdk31&package=lollypop

上記のリンクから、お使いのopenSUSEバージョンの1クリックインストールボタンをクリックし、「YaST 1-クリックインストール」で開き、手順に沿ってインストールを進めていけばOKです。

 

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フリーの音楽プレイヤーの中ではかなりのお気に入り!