Fedora 22 注目すべき変更点まとめ
新しい機能や技術をバンバン導入していくFedoraは、個人的にかなり好きなディストリビューションの1つです。2015年5月26日に最新版のFedora 22がリリースされるので、これまた個人的に注目している・ベータ版を使用して気になった変更点をまとめました。
1. Yum → DNF
おなじみのパッケージマネージャ「Yum」が「DNF」(Dandified Yum: めかし込んだYum)に置き換わります。Fedora 22ではYumコマンドも継続して使用できますが、DNFを使えと怒られます。Yumより高速と評判です。
今後は、以下のようにコマンドを使用します。
[code]sudo dnf install vim[/code]
2. GNOME 3.16
GNOMEのバージョンは現時点での最新安定版である3.16になります。GNOME Shellと高度に統合された通知機能やシンプルなスクロールバーなど、使い勝手が全体的に向上しています。
https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.16/index.html.ja
3. KDE Plasma 5
KDEはPlasma 5が正式採用になるようです。Kubuntu 15.04を皮切りに採用が増えてきましたね。軽く使ってみたところ日本語対応はまだまだなようですが、デザインが未来的で良いですね。全体的にKDE 4の正統進化という感じです。一部のアプリケーションはKDE 4.14のバージョンが残っています。
https://www.kde.org/announcements/plasma5.0/
4. GCC5
GCCのバージョンが5.xとなり、いくつかのパッケージをリビルドしたとのことです。C言語のデフォルトが最新規格のC11 (GNU11)になるなどの変更が施されています。
5. Fedora ServerでXFSファイルシステムがデフォルトに
Fedora Server Editionでのファイルシステムの標準設定がext4からXFSに変更になるようです。Btrfsを標準採用しているopenSUSEとは方向性が違うのでしょうか。僕は全然使ったことが無いのですが、高速らしいですよ。
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もっと新しい物好きの人は、開発版入れまくりのローリングリリース版Fedora Rawhideが楽しめるらしいですよ。僕はopenSUSE Tumbleweedを愛用しています。
記事ここまで!