ASUSのSIMフリースマートフォン、ZenFone Selfieのカメラで撮影した写真と、カメラを使ってみた感想を書きます。

ZenFone Selfieといえば前面カメラの性能が特徴のスマートフォンですが(本体のレビューはこちら)、あいにく僕は自撮りをほとんどしたことが無ければ、それをブログに載せられるような顔面でも無いため背面カメラで撮影した写真を紹介します。

ZenFone Selfieの背面カメラ
ZenFone Selfieの背面カメラ

カメラ仕様と撮影モード

背面カメラは13メガピクセルで約88度の広角レンズ、ピントを素早く合わせることができるレーザーオートフォーカスを搭載しています。動画はフルHD撮影に対応。

カメラアプリは17種類の撮影モードに対応しており、「HDR」や「夜景」など基本的なもののほか、ISO値やホワイトバランス、焦点距離を自由にセッティングできる「マニュアル撮影」や、最大8192 * 6144の高解像度で撮影できる「超解像度」モード、GIFアニメ撮影モードなどを搭載しており、バラエティに富んだ撮影が可能になっています。

カメラ撮影モード
カメラ撮影モード

撮影モードは起動時は「オート」に設定されており、基本的にはこれを使って撮影することになります。が、例えば暗いところだったら「ローライトモード」、逆光なところだったら「HDR」など場面に合わせたオススメのモードを提示してくれることがあるので、カメラにあまり詳しくなくてもある程度モード選択ができるようになっています。

カメラアプリのインターフェース
カメラアプリのインターフェース

 

使った感想

ディスプレイが大きく描画も精彩なので、撮った写真を画面上で見るとかなり「キレイやん」と感じます。自撮り写真とかってスマートフォンのディスプレイで直接友達と見せ合うシチュエーションが多そうなイメージなので、ディスプレイが大きいのはそういうメリットがあるなあと思いました。カメラ自体の性能もディスプレイによく見合っています。

背面カメラはレーザーオートフォーカスを搭載していますが、なるほど確かにピント合わせは早いです。画面をタップしてピント合わせをしなくても、パッとフォーカスします。

撮影モードはいろいろありますが、僕が使うのは専らオートとHDRでした。HDRは明暗の差が激しい場面でも白飛びや黒つぶれせず撮影することができます。他のスマートフォンやデジタルカメラでもだいたい搭載されている機能ですが、ZenFone Selfieでも風景を綺麗に撮影できます。

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HDR
HDR

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通常モード
通常モード

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スマートフォンのカメラとしては十分綺麗だと思いますが、ちょっと輪郭の表現が甘く、ノイズが多い気もします。夜景の撮影も手ぶれせず撮ることができますがノイズが多く解像感もかなり曖昧になります。

夜景
夜景

 

WTC
WTC

撮影距離はけっこう寄ることが可能なので、花や料理の写真も問題なく撮れそうです。「単焦点」という、ピントの異なる2つの写真を合成して明るい単焦点レンズのようなボケを出させる撮影モードもあります。

短距離
短距離

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そりたつ壁
そりたつ壁

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そこら辺
そこら辺

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まとめ

とまあこんな感じです。画質は、格安スマホなどと言われるSIMフリースマートフォンのカメラとしてはかなり良いほうだと思います。やっぱり輪郭が甘い気がしますが、本体のディスプレイで見る分には全く気になりません。

ただ気になる点として、カメラアプリがちょっと重いかなという印象を持ちました。特に写真を撮影してからギャラリーに遷移するときがすごく重く、頻繁にフリーズします。超解像度モードやHDRは処理が重いようで、撮ってから見られるようになるまでかなり時間がかかります。この辺は本体のスペック的にしょうがない気もしますが。

画質以外で便利な点としては、スリープ時に画面を「C」字になぞることで背面カメラをクイック起動できる点やレーザーオートフォーカスによるピント合わせの早さが挙げられます。急なシャッターチャンスでもささっと撮影できるのが良いですね。

今回、売りである前面カメラを全く使っていないのがアレですが、ZenFone Selfieのカメラレビューでした。