最近このブログのサーバーをConoHa VPSに移行してNginx + PHP-FPM + MariaDBな環境で運用しているんですが、FastCGIキャッシュを記事投稿時や更新時などにパージできるWordPressプラグイン「Nginx Helper」が便利なので紹介します。

NginxのProxy CacheやFastCGI CacheはWordPressの高速化に最適でめちゃくちゃ早く表示できますが、素の設定だとブログを更新しても他ページの情報が古いままになってしまうので、キャッシュをパージ(削除)してやる必要があります。

Nginx Helperは記事を投稿・削除したときや、更新したときにホームページ・記事ページなどのキャッシュを自動的に削除してくれるプラグインです。ほかにもコメントが付いたときにキャッシュ削除するなどの設定が可能です。

 

インストール方法

以下のページからプラグインをダウンロードするか、WordPressダッシュボードのプラグイン新規追加画面から「Nginx Helper」と検索してインストールできます。

https://ja.wordpress.org/plugins/nginx-helper/

 

つかいかた

設定画面
設定画面

設定タブの「Nginx Helper」から各種設定をします。

Caching Method欄ではキャッシュの種類を選択します。ここではFastcgi Cacheを選んでいます。Proxy Cacheの場合もこっちを選択します(たぶん)。

Purge Method欄ではキャッシュ削除のための設定方法を選択します。僕の場合は下の「Delete local server cache files」を選択し、wp-config.phpの末尾に下記のコードを挿入して設定しました。

define( 'RT_WP_NGINX_HELPER_CACHE_PATH', 'キャッシュのパス');
設定画面
設定画面

Purging Conditions欄では、キャッシュをパージするタイミングを設定できます。ホームページ、記事ページ、アーカイブページ(タグ・カテゴリなど)のキャッシュを「記事を投稿したとき」「コメント投稿されたとき」などにパージすることができます。

設定したら、一番下の「Save All Changes」ボタンで設定を反映しましょう。

その他、WordPressのダッシュボードバーの「Purge Cache」をクリックすることで、全てのキャッシュをパージすることができます。プラグインやテーマを弄ったときにやると良いです。