これは興奮が隠せない! Adobeのフォントライブラリ「Typekit」で、モリサワのフォントが利用できるようになりました! フォントの種類や使い方、導入方法を紹介します。

Adobe Typekitでモリサワフォントが使える!

見出ゴMB31
見出ゴMB31

Adobe Creative Cloudユーザーなら使ったことがある方も多いと思いますが、TypekitとはAdobeが提供しているフォントライブラリで、欧文フォントを中心に数多くのフォントを定額料金にて(CCユーザーには無償で)提供しているサービスです。

これまでTypekitで提供されていた日本語フォントと言えばAdobeが開発した「源ノ角ゴシック」などに限られていましたが、10月6日、あの有名な「モリサワ」のフォントがいくつか利用可能になったと発表されました。

今回Typekitにて提供されるフォントは「モリサワ」と「Typebank」から20書体で、以下の通りです。

  • 太ミンA101 Pr6N
  • 太ゴB101 Pr6N
  • 中ゴシックBBB Pr6N
  • じゅん Pro
  • 見出ゴMB31 Pr6N
  • 見出ミンMA31 Pr6N
  • UD黎ミン Pr6N
  • リュウミン Pr6N
  • UD新ゴ Pr6N
  • UD新丸ゴ Pr6N
  • Roサン Std
  • 漢字タイポス415 Std
  • RoぶらっしゅStd
  • Ro日活正楷書体Std
  • カリグラゴシック Std
  • Ro篠Std
  • ちび丸ゴシックPlusK Pro
  • 新聞ゴシック Std
  • シネマ丸ゴシック Std
  • 新聞明朝 Std

あの有名な「リュウミン」や「見出ゴ」「UD新ゴ」なども含まれています。提供されるウェイトは各フォントにつき1ウェイトのみとなっていますが、それでも十分すぎるラインナップと言えます。

フォントはPCにインストールして使えるほか、Webフォントとして配信することも可能です。Typekitは有償のサブスクリプションですが、Adobe CCのサブスクリプションにも含まれているためCreative Cloudのユーザーなら無料で利用することができます。(単体プラン含めた料金プランはこちら: https://typekit.com/plans

 

使い方・PCへのインストール方法

※ Adobe Creative Cloudサブスクリプションを契約している必要があります。

PCにTypekitフォントをインストールするには、まずCreative CloudアプリからTypekitのサイトを開きます。CCアプリの「アセット」タブにある「フォント」を開き、「Typekitからフォントを追加」ボタンをクリックします。

CCアプリ画面
CCアプリ画面

TypekitのWebサイトがブラウザで開くので、インストールしたいフォントを選びます。サイドバーのブラウズモードから「日本語」を選択すると、日本語フォントが探しやすいです。

TypekitのWebサイト
TypekitのWebサイト

インストールしたいフォントが決まったら、そのフォントの「フォントを使用」ボタンをクリックします。

利用したいフォントの「フォントを使用」ボタンをクリック
利用したいフォントの「フォントを使用」ボタンをクリック

確認画面が表示されるので、「選択したフォントを同期」ボタンをクリックします。なお、欧文フォントなどではこの画面でインストールするウェイトを選ぶことができます。

選択したフォントを同期
選択したフォントを同期

数秒後、PCにフォントがインストールされ、利用可能になります。Photoshopなどで確認してみましょう。Adobe CC製品では、Typekitでインストールされたフォントには「Tk」アイコンが表示されています。

フォントがインストールされている
フォントがインストールされている

あとは自由に使えばOKです! なお、TypekitでインストールしたフォントはCreative Cloudサブスクリプションが有効な間のみ利用することができます。CCからサインアウトしたり、解約した場合は利用できなくなるのでご注意ください。また、一部のAdobe以外のアプリではフォントが利用できないこともあります。

いや〜嬉しいですね! 嬉しすぎる! 月額5,000円のCCでモリサワの一部でも使えるなんて、お得すぎます。いろいろ楽しみたいと思います。

ソース: Adobe