Adobeが公開した日本語用のプログラミングに適したフォント「Source Han Code JP」がはてブで話題になっていたので、openSUSEにインストールしてみました。

なにそれ?

sourcess

https://github.com/adobe-fonts/source-han-code-jp

Source Han Code JPは、AdobeとGoogleが共同開発した多言語フォント「Souce Han Sans」(源ノ角ゴシック)と、Adobeが開発したソースコード表示向けフォント「Source Code Pro」のサイズ調整したやつの合成フォントです。オープンソースとなっており、無料で利用できます。

Adobe曰く、

Source Han Code JP(日本語メニューネーム:源ノ角ゴシック Code)は、Source Han Sansに含まれるプロポーショナル・ラテン・グリフを、Source Code Proのモノスペースのラテン・グリフに変更した派生フォントです。ラテン・グリフは、日本語の仮名や漢字とマッチするようにサイズを調整し、正確に 667ユニット固定字幅に設定されています。Source Han Codeは、プログラミングやhtml/CSSの記述、ターミナルでのテキスト表示やコマンド入力などで、ディスプレイでの和欧表示用UIフォントとして の利用を想定しています。

ということです。日本でプログラミングフォントといえば「Ricty」が有名ですが、こっちも気になるので早速インストールしてみました。

 

インストール

1. 各種ダウンロード

フォントを生成するのに「Adobe Font Development Kit for OpenType (AFDKO)」なるものが必要になります。

以下のページの最下部リンクからダウンロードできます。

http://www.adobe.com/devnet/opentype/afdko/eula.html

ダウンロードしたら、わかりやすい場所に解凍しておきます。また、フォントファイルもダウンロードしておきます。

$ git clone https://github.com/adobe-fonts/source-han-code-jp.git

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2. AFDKOのインストール

ターミナルを開き、解凍した「FDK」ディレクトリに移動します。

$ cd FDK/

以下のコマンドを実行します。

$ sudo ./FinishInstallLinux

実行後、一度ログアウトしてからもう一度ログインするか、PCを再起動します。

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3. フォントのインストール

ターミナルをを開き、source-han-code-jpディレクトリに移動します。

$ cd source-han-code-jp/

commands.shスクリプトを実行します。

$ sh ./commands.sh

しばらく待つとフォントの生成が完了するので、フォントディレクトリにコピーします。

$ cp ./*/*.otf ~/.fonts/

最後にフォントキャッシュをクリアします。

$ sudo fc-cache -fv

これでインストール作業は完了です。

 

使ってみた

Rictyと比べると小ぢんまりとしている(スッキリしている?)印象を受けます。プログラミング用フォントらしく数字(0)とアルファベット(O)の判別が付きやすくなっており、源ノ角ゴシックも綺麗です。目疲れしにくそうな感じがします。

ただ、GNOME端末等ターミナルアプリで設定すると日本語フォントの間に少し余白が出来てしまうんですよね。

yohaku

設定ミスかしら? いろいろ試してみます。

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僕の好きなフォントは、フォントワークスの「ニューロダン」です!